りゅうは引き寄せを信じている。ただし、願うだけではない

「RASが引き寄せの正体」と聞いて調べた人へ。まず、脳質改善の立場をはっきりさせます。りゅうは2026年7月17日の本人回答で、「引き寄せについては、今も信じています。」と話しています。

同じ回答には、「願いやイメージだけでなく、当然、行動が必要です。」ともあります。引き寄せを否定するために神経科学を持ち出すのではなく、本人が信じていることと、研究で確かめられる説明を分けて置きます。

この記事の問いは、引き寄せを信じてよいかではありません。RASという用語でどこまで説明でき、気づいた情報から何を確かめて行動するかです。

RAS(網様体賦活系)とは何か

RASはReticular Activating Systemの略です。脳幹を中心とする神経系として、覚醒や意識などに関わります。解説資料StatPearls「Neuroanatomy, Reticular Activating System」では、注意や睡眠・覚醒に関わる働きも扱われています。

ただし、その名前が実在することだけで、「願望を入力すれば必要な出来事が起きる」という説明まで裏づけられるわけではありません。このページで確認した資料は、その因果関係を示すものではありません。

RAS・選択的注意・引き寄せの説明を混ぜない

「脳のフィルター」は分かりやすい比喩ですが、どの働きを指すのかが省略されやすい言い方です。まず、次のように説明の対象を分けます。

画面が狭い場合は、表を左右にスクロールできます。

言葉扱っていることそこからは言えないこと
RAS・網様体賦活系覚醒や意識などに関わる神経系願った出来事を外部に発生させる装置だということ
選択的注意行動に関連する情報などの処理を選ぶ働き気づいた情報がすべて正しい、望む結果が起きるということ
引き寄せ願い、意識、体験の意味づけなどを含む日常・自己啓発の言葉一つの神経系と同一で、科学的に実証された法則だということ

MooreとZirnsakの選択的視覚注意のレビュー(2017)は、行動に関係する刺激の処理を選ぶ仕組みを扱います。RASを「起きる箱」、選択的注意を「選ぶ箱」として完全に独立させたり、一直線の順番にしたりする図も単純化しすぎです。ここでは神経回路全体を再現する図を作らず、用語で説明できる範囲を比べています。

「気にし始めたら目に入る」をどう扱う?

欲しい物を意識し始めてから、同じ物をよく見かける。こうした体験を語るとき、まず「見かけた」「気づいた」という観察を残します。そこから「外部の数が増えた」「自分の願いが出来事を起こした」まで進むには、別の確認が必要です。

りゅうは、意識によって目に入る情報が変わること、その情報を自分に必要なものやチャンスと捉え、行動することを重視しています(本人回答の編集部要約)。これは本人の見立てです。個別の体験を、注意の研究だけで完全に説明できるとは書きません。

「チャンスに気づけた」と感じることを否定する必要はありません。ただ、申し込み条件や費用を見ずに進む理由にはしない。気づいた後に確かめることも、行動の一部です。

「自分は運が悪いから、機会そのものが来ない」と感じている場合は、運が悪いと感じる理由で、偶然で決まること・気づきで変わること・試す回数で変わることを分けています。

気づき・解釈・確認・行動の記録例

下は、学習の機会を探す人を想定した架空の練習例です。受講生の成果や、RASを変える訓練の実証結果ではありません。

画面が狭い場合は、表を左右にスクロールできます。

欄記入例
気づいた事実文章を学びたいと思っていた日に、勉強会の案内を見つけた
自分の解釈今の自分に合う機会かもしれない
まだ分からないこと内容、対象者、費用、参加条件が自分に合うか
確認する行動主催者の公式案内を読み、分からない条件を問い合わせる
選んだ結果条件を確かめて、参加・保留・見送りのどれかを選ぶ
  1. 今、関心を向けていることを一つ書く。「良いこと」より、学びたい内容などを具体的にします。
  2. 気づいた事実と解釈を分ける。「案内を見た」と「自分向きだと思う」を別の欄へ。
  3. 都合の悪い条件も確認する。望む説明だけで判断せず、費用や時間などを確かめます。
  4. 小さな行動を選ぶ。確認だけで終えてもよく、見送りも選択肢に残します。

これは、RASへ目標を入力した効果を測る方法ではありません。望む結果は成果目標と行動目標に分け、実行する場面の条件は環境づくりの点検表で確かめられます。

願いを持つことと、成果の保証は別

KappesとOettingen(2011)の実験では、理想化した未来を思い浮かべる条件で、比較条件よりエネルギーの指標が低くなりました。これは「どんなイメージも悪い」「引き寄せを信じる人は動かない」とする研究ではありません。想像した内容や条件を外して一般化しないことが大切です。

本人の「願うだけでなく行動も必要」という立場と、この実験は異なる種類の話です。研究を本人の思想の証明にせず、両方を読者が区別できる形で示します。

うまくいかなかったことを「RASの設定が悪い」「願い方が足りない」と本人の責任へ集約しません。外部事情や他者の判断も結果に関わります。願いの中の動かせる部分と動かせない部分の分け方は、願いが叶わないのはなぜかに表で示しました。眠れない、強い不安などで日常生活に支障がある場合は、引き寄せの工夫で対処しきろうとせず、医療機関など適切な相談先へ。この記事は診断や治療ではありません。

よくある質問

RASとは何の略ですか?

Reticular Activating System、網様体賦活系の略です。ここでは覚醒や意識に関わる神経系を指します。同じ略語が別分野でも使われるため、正式名称と説明の対象を確認してください。

RASと選択的注意は同じものですか?

同じ用語ではありません。RASは覚醒などに関わる神経系、選択的注意は情報の処理を選ぶ働きを扱う概念です。互いに無関係な二つの箱や、単純な一直線の順番として描くのも正確ではありません。

目標を意識すると、関連情報が目に入るのは引き寄せですか?

本人が体験を引き寄せと捉えることと、科学的な仕組みを特定することは別です。関連情報に気づいたことだけでは、RASの働きで外部の出来事が起きたと結論づけられません。

脳質改善は引き寄せを否定していますか?

りゅうは引き寄せを今も肯定しています。一方、願う・イメージするだけで変わるとは考えず、情報の捉え方と行動を重視しています。この本人の立場を、神経科学で証明された法則とは区別しています。

脳科学の名前より、次に確かめることを決める

気づいた情報が一つあるなら、「起きた事実」と「自分が期待していること」を分けて書いてみてください。引き寄せをどう捉えるかは残したまま、今できる確認と行動へつなげられます。

広い関係は引き寄せの法則は脳科学で説明できるか、効果を感じない場合の整理は引き寄せの法則は効果がないのかへ。言葉の比較は言葉の対訳表にあります。