音声から書き起こしたものです。同音異義語の取り違えを人が確認して直しています (直した内容は制作記録に残しています)。言いよどみや相づちは、聞こえたまま残しています。
00:00昨日までの自分を殺せ海外の起業家ダンコーがはなったこの過激な言葉 多くの人がこの言葉に痺れて今日から生まれ変わろうと決意します でも脳科学で検証するとこの言葉半分は正しくて半分は間違っています 今日はこの半分正しくて半分間違っているの中身を脳科学から完全に解剖していきます ダンコーが本当に痛かったことは何なのか そして脳の中で実際に何が起きれば古い自分は書き換わるのか さらに後半ではもう一つ厄介な問いにも答えます なぜ変わろうと本気で頑張れば頑張るほどかえって古い自分に引き戻されてしまうことがあるのか その理由と対策も後半でお伝えします どうもりゅうです起業してから7年たち 累計3000人以上のお客様を見てきた中で気づいた 脳の使い方や超現実的な 引き寄せ術をあなたへお届けします 今日もいつも通りこの動画を見たあなたへ限定のプレゼントを用意しました
00:58今回の特典は古い自分はがキシートです 古い自分が戻ってくる引き金になっている環境や場面を洗い出し今日お話しする脳科学を そのまま使って新しい反応を上書きしていくためのシートです 受け取るためのキーワードは最後の方でお伝えします 変わろうとしているのになぜか元に戻ってしまうという方はぜひ最後まで見ていって ください 先に今日一番大事な結論を行っておきます 古い自分は消せませんこれはあなたの努力不足の話でも根性論の話でもありません 脳の仕組みそのものの話ですでも消せないことと変われないことは全く別です 脳ができるのは消去ではなく上書き機です この違いを理解しているかどうかで変化への取り組み方が全く変わってきます ではまずダンコーという人物について簡単に彼はアメリカのライター研究業家で毎週配信 するニュースレターを17万人以上が読んでいます 1日たった2時間だけ文章を書くという生活で都市圏数億円規模のビジネスをたった一人で
01:58運営していることでも知られています その彼が繰り返し発信しているのが古い自分を殺せという主張です 彼のエッセイにはこんな考え方が書かれています あなたの古い自分はそれを支える情報を与え続けない限り勝手に飢えて力を失っていく 古い自分に餌を与えるのをやめれば古い自分は自然に弱っていくという考え方です そして彼はもう一つ面白い例えも使っています 大理石の彫刻の例えです大理石の塊を理想の姿に掘り出すとき いきなりハンマーを振り下ろせば大理石そのものが割れてしまいます だから変化は表面の小さな一撃から始めて少しずつ深いところへ入っていくべきだと彼は 言います ここまでを聞くと殺すというよりだんだん弱らせて削っていくに近いイメージです 過激な言葉の裏に意外と繊細な設計思想がある もう一つ 彼が別のエッセイで語っている話も紹介しておきます 6ヶ月あれば人は全くの別人になれるというものですその根拠として彼はこう言います
02:59自己像つまり自分はこういう人間だという信念は脳には行ってくる情報のフィルターとして働く 信じている自分と一致しない情報は無意識のうちに惹かれてしまう だから本当の変化とはすべて自己像の変化であるというのが彼の口癖です 行動だけを変えようとしてもフィルターが古いままなら 脳はすぐに古い行動へ引き戻してしまうという主張ですこのフィルターという言葉を覚えて おいてください 後半でもう一度出てきます ではこの古い自分を餓死させるという考え方は脳科学的に見て実際に脳の中で起きている ことなのか ここからが今日の本題です結論から言うと脳の中で餓死のように何かが消えてなくなるという 現象は実はほとんど起きていません これは脳科学の中でもかなり研究が積み重ねられてきたテーマです なぜそう言い切れるのか古い自分の正体を作っている脳の中の4つの仕組みを順番に見て いきましょう
03:56一つ目は古い自分がなぜ勝手に再生され続けるのか 2つ目は消去という言葉の脳科学的な誤解 3つ目は古い自分の正体が実は予測だったという話 4つ目はそれでも上書き機が可能になるたった一つの窓の話です この4つがわかると断交の方法論がなぜ効くのか そして何が足りないのかが はっきり見えてきます まず一つ目古い自分がなぜ勝手に戻ってくるのか 脳には何もしていないときぼんやりしているときに帰って活発になる回路があります デフォルトモードネットワーク略して dmn と呼ばれる回路です 2001年神経科学者のマーカスライクルラがこの回路の存在をはっきりと示しました シャワーを浴びているとき電車に揺られているとき 寝る前にふと考え事をしているとき こうした何もしていない時間 実は脳の中ではこの dmn が動き出して自分は何者かという物語を延々と作り続けています
04:56過去の記憶を呼び出し今の自分と結びつけ 自分はこういう人間だというストーリーを無意識のうちに更新し続けているんです 実際私たちは起きている時間のかなりの部分を目の前の作業ではなく こうした深刻にあらずの状態で過ごしていると言われています つまり意識して古い自分を思い出そうとしなくても 脳は 暇さえあれば自分からその物語を再生しに行くということです ここで一つよくある例を見てみましょう あるグラフィックデザイナーの女性がいます 独立して3年今では月に80万円ほど安定して稼げるようになりました でも新しいクライアントから見積もりを聞かれるたびに心臓がぎゅっと縮みます 頭の中で勝手に流れるのは駆け出しの頃初めての案件で その値段は高すぎると一周されたあの一言です 実力も実績も 当時とは全く違う それでもお風呂に入っている時や寝る前のふとした瞬間に
05:53あの日の場面が勝手に再生されます これは彼女の心が弱いからではありません 彼女のDMNが 未だに安く見られる新人という物語を静かに再生し続けているからです 古い自分は意思の力で消そうとしてもなかなか消えてくれません なぜならそれはあなたが考えているものではなく 脳の回路が勝手に生成し続けているものだからです この物語を力づくで消すことはできないのか ここで脳科学のもう一つの少し意外な事実が出てきます 心理学と神経科学の世界には消去学習という研究テーマがあります 例えばある音を聞かせた後に軽い刺激を与える これを繰り返すと動物はその音を聞くだけで警戒するようになります その後音だけを聞かせて刺激を与えないという経験を繰り返すと 動物は次第にその音を警戒しなくなっていきます これが消去という意味です 消去と呼ばれる現象です 長年多くの研究者はこれは怖いという記憶そのものが消えてなくなったことだと考えていました
06:56ところがその後の研究で全く違うことが分かってきました アメリカの心理学者マーク・ボートンらの一連の研究によると 消去の後でも動物を最初に警戒を学習した元の部屋に戻すと 消えたはずの警戒反応が瞬時に舞い戻ってくることが確認されています これはリニューアルと呼ばれる現象です もし本当に警戒の記憶が消えていたなら 部屋を変えたくらいで反応が戻ってくるはずがありません つまり消去学習で起きているのは古い記憶の削除ではなく 古い記憶の上に大丈夫だという新しい記憶をもう一つ重ねて作る作業なんです 古い記憶は消えずにそのまま脳のどこかに残り続けます ただ新しい記憶がその古い記憶より先に呼び出されるように上から蓋をしているだけ だから環境が変わったり強いストレスがかかったりして その害が薄くなると古い反応がまた顔を出してきます しかもここで言う元の部屋は物理的な場所だけとは限りません
07:52同じ相手との会話同じ時間帯同じ匂い同じ言い回し 当時と条件が似ているだけで脳はここはあの状況だと判断してしまいます ここで先ほどのオープンループの答えが半分見えてきます 変わろうと本気で頑張れば頑張るほど かえって古い自分に引き戻されることがあるのは 多くの場合頑張る場所そのものが古い自分を作ったその元の部屋だからです もう一つ 一般的な例を見てみましょう ある男性が以前小さなカフェを経営していました こだわりの豆を使い内装にも力を入れて順調に見えましたが 家賃の負担と客足の波に耐えられず3年出店を畳みました 今は会社員として働いていますが 社内で新しい企画を任されそうになると決まって体が動かなくなります 頭では今回は状況も違うしやってみたいと思っている それでも企画書を前にすると手が止まる これは彼が臆病だからではありません
08:47新しい挑戦という文脈そのものがかつての元の部屋と結びついていて その扉を開けた瞬間消えたはずの不安が瞬時に舞い戻っているんです 彼に必要なのは根性で企画書を書き上げることではなく 新しい挑戦という状況をあのカフェの記憶とは違う 新しい文脈として脳に少しずつ再学習させていくことです ここまでで古い自分が消えない理由と 消去とは新しい記憶を重ねることだということが分かりました でもまだ一つ 疑問が残ります そもそもなぜ脳はこんなにも古い自分の反応パターンを ご招待時に使い続けようとするのか ここで3つ目の仕組みが出てきます 近年の脳科学で大きな支持を集めている考え方に 予測する脳というモデルがあります イギリスの哲学者アンディ・クラークや 神経科学者カール・フリストンらが体系化してきたもので 脳は外からは言ってくる情報をただ受け取っているのではなく
09:42常に次に何が起きるかを予測し続けているという考え方です 目の前の現実と脳の予測との間にズレが生じた時だけ 脳はあ、モデルを直さないとと気づいて そのズレの分だけ予測モデルを修正します このズレのことを予測誤差と呼びます そして古い自分の正体は実はこの古い予測モデルなんです さっき紹介した断交の自己像は情報のフィルターだ という話覚えていますか 予測する脳の理屈で言うと これは驚くほど正確な表現です 脳は自分の予測モデルに合わない情報が 入ってくるとそれを無視したり 軽く扱ったりする性質を持っています 信じている自分と一致しない情報を フィルターにかけて弾いてしまう という断交の言葉はまさに この予測モデルの働き方そのものなんです 過去の経験から脳はこの状況では こう反応するのが正解だという 予測モデルを作り上げています そのモデル通りに振る舞っている限り
10:37脳にとっては予測誤差が起きない 一番省エネな状態なんです 一般的な例を見てみましょう あるIT企業で技術職から 初めてマネージャーに昇進した男性がいます これまでは自分が行動を書けば書くほど 成果につながっていました でもマネージャーになった今求められているのは 部下に仕事を任せることです 頭では分かっている それでも部下に頼んだ作業を つい自分でやり直してしまう 会議でも部下の意見より先に 自分の答えを言ってしまう 彼の脳は自分が動けば動くほどうまくいく という長年かけて磨き上げた予測モデルを まだ手放していません 部下に任せて失敗するかもしれない という未来は彼の脳にとって 誤差だらけの信用できない予測なんです この予測モデルを書き換える方法は 実はたった一つしかありません 小さく任せてみて 実際に思ったよりうまくいった という経験を何度も積み重ねること
11:32それが脳にとっての予測誤差になります この誤差が少しずつ少しずつ 部下に任せても大丈夫だ という新しい予測モデルを作っていきます 一回頭で任せようと決意しただけで 予測モデルは書き換わりません 実際に予測と違う結果を 体験として脳に食べさせる必要があるんです ここまでで3つの仕組みが分かりました 古い自分はDMNによって 物語として再生され続け 消去は削除ではなく 新しい記憶を重ねる作業で 古い自分の正体は古い予測モデルである では最後4つ目です 古い記憶や古い予測モデルに 実際に種を入れる つまり上書きする瞬間は いつ訪れるのか ここで脳科学の中でも かなり衝撃的な発見を紹介します 2000年神経科学者の カリムネイダーラが発表した研究です それまで一度しっかり定着した記憶は いわば金庫にしまわれた書類のようなもので 基本的に書き換えることはできない
12:31と考えられていました ところがこの研究で分かったのは 記憶は思い出された瞬間に もう一度不安定な状態に戻る ということでした 金庫から書類を取り出した瞬間 その書類は また編集可能な状態になる というイメージです そしてその不安定な数時間の間に 新しい情報が入ってくると 記憶はその新しい情報を取り込んだ形で もう一度金庫にしまわれ直します これが記憶の再固定化と呼ばれる現象です この時脳の中では 記憶を保存している神経細胞同士の繋がりが 実際に作り直されていることも分かっています 頭の中でイメージだけが変わるのではなく 物理的な配線レベルで 生きているということです つまり上書きの窓は 四六時中開いているわけではありません 古い記憶をあえて思い出した その直後にだけ短く開く窓なんです 一般的な例を見てみましょう あるウェブデザイナーの女性がいます
13:28数年前あるクライアントから 渾身のデザイン案を見せた際に 正直あなたにはセンスがないと思うと 面と向かって言われたことがあります それ以来同じジャンルの依頼が来るたびに あの一言が頭の中で蘇って 手が止まってしまいます もし 彼女があの記憶をただ思い出して そのまま辛い気持ちのまま 蓋を閉じてしまえば 記憶は辛い記憶のまま もう一度金庫にしまわれます でももしあの記憶を思い出した直後に その後別のクライアントから届いた 感謝のメッセージや 実際に成果につながった いくつかのデザインといった 具体的な新しい証拠を 意識的に並べて見せてあげたらどうなるか 記憶が不安定になっている その数時間の窓の中で 脳は古い記憶に新しい情報を一緒に縫い付けます これを繰り返すことで センスがないという記憶は消えないまま 少しずつあれはあの人一人の感想であって
14:25事実ではなかったという文脈と 一緒に保存されるようになっていきます 古い記憶をなかったことにするのではなく 古い記憶のすぐ隣に 新しい証拠をそっと置いてあげる これが脳科学が示す上書き記の 一番具体的なやり方です さあここまでの4つを一度整理します 一つ目古い自分はDMNという回路によって あなたの意思と関係なく 物語として再生され続けます 二つ目消去とは記憶の削除ではなく 古い記憶の上に新しい記憶を重ねる作業です だから環境や文脈が変わると 古い反応はまた顔を出します 三つ目古い自分の正体は古い予測モデルです 書き換えるには頭で決意するだけでなく 予測とは違う結果を 実際に体験させる必要があります 四つ目記憶は 思い出された直後にだけ 書き換え可能な状態になります その窓の中に新しい証拠を差し込むことで 記憶は上書きされていきます ここまで聞いて気づいた方もいるかもしれません
15:25実はダンコウが提案していた方法は この4つの仕組みと驚くほど一致しています 彼が言う古い自分を情報を与えず逃がしさせる というのは脳科学の言葉に直すと 古い自分を呼び起こす引き金 つまり環境や情報源を変えて DMNが古い物語を再生する 回数そのものを減らすということです 彼が言う大理石を少しずつ表面から掘っていく というのは一気に古い予測モデルを壊すのではなく 小さな成功体験という予測誤差を 地道に積み重ねていくということです そして彼が別の場所で語っている 新しい環境に身を置き 新しい人間関係の中には入るという提案は まさに消去学習で言う元の部屋 つまり古い自分を呼び覚ます文脈そのものを 物理的に変えてしまうという意味で 理にかなっています そして彼が言う自己像というフィルターを書き換えれば 6ヶ月で別人になれるというのも 根拠のない精神論ではありません
16:21小さな予測誤差をくる日もくる日も積み重ねていけば 脳の予測モデルは 確かに数ヶ月という単位で作り変わっていきます 断交の直感はほとんど正しかったんです ただあの片方論に一つだけ足りないピースがあるとすれば それは4つ目の再固定化の使い方です 古い自分をただ思い出さないようにする ただ避け続ける だけでは記憶は辛いまま 金庫の中で眠り続けます 大事なのはあえて古い自分を思い出した時に その直後の数時間の中で 新しい証拠を意識的に差し込んでいくことです ここで一つ正直に向き合っておきたい感情があります 昨日までの自分を殺すという言葉を聞くと どこか怖さを感じる人もいると思います 今までの自分を全部否定するみたいで なんだか寂しい これまで頑張ってきた自分に 申し訳ない気もする でもここまでの脳科学が示しているのは もっと優しい景色です 古い記憶は消えません
17:19あなたのこれまでの努力も経験も傷ついた記憶も 脳のどこかにちゃんと残り続けます 変わるということは その古い記憶をなかったことにすることではありません 古い記憶の隣に新しい記憶を丁寧に積み重ねて どちらが先に呼び出されるか その優先順位を入れ替えていくことです だから殺すという言葉より 上書きするという言葉の方が 脳科学的にはずっと正確で そしてずっと優しいんです 苦労してきた過去の自分を否定する必要はありません むしろその古い記憶があったからこそ 今日新しい記憶を重ねる理由がちゃんとある そう捉え直すだけで 変化に対する怖さはかなり軽くなります さあ最初の疑問に戻りましょう なぜ変わろうと本気で頑張れば頑張るほど かえって古い自分に引き戻されてしまうことがあるのか その答えは消去学習のリニューアルにありました 古い自分を作ったその元の部屋
18:15つまり同じ人間関係 同じ情報源 同じ生活パターンの中で 頑張って行動だけを変えようとしても 脳はその環境そのものを合図にして 古い反応を瞬時に呼び戻してしまいます だから対策は二つです 一つは古い自分を呼び起こす環境や情報源から 少しずつ距離を取ること もう一つは小さな成功体験という予測誤差を 意識的に積み重ねながら 思い出した古い記憶の隣に 新しい証拠を置き続けることです 昨日までの自分を殺すことはできません でも昨日までの自分の上に 今日の自分を少しずつ和書きしていくことは 今日から始められます 引き金になる環境から距離を取ること 予測誤差になる小さな成功を積むこと そして古い記憶を思い出した直後の窓に 新しい証拠を差し込むこと この三つを意識して繰り返しているうちに DMNが再生する物語そのものが 少しずつ書き換わっていきます そのためにまずあなたに使って欲しいものがあります
19:19さっきお話しした 古い自分が戻ってくる引き金は 人によって全く違います ある人にとっては特定の場所 ある人にとっては特定の相手 ある人にとっては特定の言葉かもしれません そこであなた自身の引き金を洗い出し そこに新しい反応を意識的に上書きしていくための 古い自分上書き記シートを用意しました 受け取り方は簡単です 概要欄のリンクから公式LINEアカウントを追加して 上書き記と一言送ってください それだけで古い自分上書きシートが届きます 古い自分を無理やり消そうとしなくて大丈夫です 今日知った4つの脳の仕組みを使って 少しずつ上書き記していけばいい その積み重ねの先に気付けば 昨日までの自分が静かに輪郭を変えている それが脳科学から見た一番現実的な変わり方です 今日の話があなたの中の古い自分と向き合うきっかけになったなら チャンネル登録と
20:11高評価もぜひお願いします それではまた次の動画でお会いしましょう